プレゼンは正確性をとるか?わかりやすさをとるか?

事例

プレゼンする時に
「金融機関の営業は
正確に表現しなければいけない」

と思っている人が多いです。

ところが
正確性を重視すると
損なわれてしまう要素があります。

そのせいで
お客様に伝わりにくく
なってしまうことがあるのです。

損なわれてしまう要素とは

「わかりやすさ」です。


実は
「わかりやすさ」と「正確性」は
反比例の関係にあります。

正確に表現すると
わかりにくくなり、
わかりやすい表現は
正確性が損なわれる
ということです。

例えば
「年金」を
「公的年金」と
正確に表現します。

公的な年金ですから
「公的年金」と表現することは
「正確性を重視していて
良いことだ」と思われます。

ところが、お客様の頭の中では
どうでしょうか?

一般的なお客様は
「年金」のことを「公的年金」
と言うことはあまりありません。

「年金」は「年金」としか
表現しないのです。

すると
どういうことが起きるのでしょうか?


お客様は
「【公的年金】という
自分が知らない別の年金があるのかな?」
と思ってしまいます。

この時点でお客様は
「この営業マンの話は
ちょっと難しい話なのかな」
と無意識に感じてしまいます。

こう思われるのは
営業マンの本意ではないですよね?

出来れば
「あなたの説明はわかりやすいですね」
と言われたいですよね。

そう思われるようになるためには
お客様に伝える時に
「正確性」よりも
「わかりやすさ」を重視しましょう。

もちろん、金融マンとして
誤解の無いように
細心の注意を払う必要はあります。

だからと言って
金融の難しい知識や表現方法を
正確に取り入れると
わかりにくくなってしまいます。

だから出来るだけ
わかりやすさを重視した
言葉選びをするようにしましょう。

それだけで
プレゼンの質がぐんとあがります。

今日は以上です。

事例
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