ホームレスだった保険営業マン

事例

塾生の中に
「思い出したくない過去がある」
と言っていたTさんがいました。

それは、こんな過去でした・・・


Tさんは子供の頃、
お父さんが酒乱で全然働かず
借金だらけの家庭で育ちました。

お母さんは、
そんなお父さんに我満の限界が来て
Tさんを連れて家を出たのです。


最初の頃は、
ビジネスホテル、マンガ喫茶などで
寝泊りしていたのですが
持っていたお金の底がつき
とうとう親子でホームレスに
なってしまいました。

寝るところも、食べる物もなく、
頼るところは、1件の親戚の家でした。

その親戚に頼み込んで
なんとか同居させてもらったそうです。

でも、親戚もいつまでもいられても困ります。

「いつになったら出ていくんだ?」

と言われながら、
肩身の狭い思いをして暮らしていました。

お母さんは、Tさんに
「こんな家に産んでしまってごめんね」
と泣きながら謝リました。

Tさんは、

「その時の悔しさは今でも忘れられない」

と言ってました。

親子は、なんとか安いアパートを借り
お母さんは相変わらず仕事を掛け持ちしながら
Tさんも新聞配達をしてなんとか
生活していったそうです。


月日がたち
Tさんは大学まで卒業し
就職することが出来ました。

でも、極貧でホームレスだった過去は
誰にも話せませんでした。

当然ですよね、
むしろ忘れたい過去でした。

そんなTさんが縁があって
保険営業マンとして保険会社に転職しました。

相変わらず過去は誰にも語っていません。

保険営業マン2年目の時に
紹介営業の達人養成塾に入塾されました。

養成塾では自分の過去から
【ミッション・トーク】を探していきます。

これは簡単ではありません。

私と何度もブレストを繰り返して

「本物の想い」を見つけ

「お客様に伝わるキーワード」を探り

ミッション・トークを完成させました。
そして、Tさんはミッション・トークを
お客様に語るようになりました。

すると・・・

それを聞いたお客様が涙を流して

「応援してあげるね」

と言ってくれるではありませんか。

Tさんは、

「恥ずかしい過去だと思っていたけど
泣いて共感してくれる人がいるんだ」

とはじめて気づいたのでした。

それからは、恥ずかしがらずに
過去を伝えながらミッション・トークを
語っていきました。

そうすると・・・

どんどんご紹介をいただけるようになり
翌年にMDRT。

2年後にはCOTになるぐらいにまで
実績を積み上げました。

そして、更に飛躍していくのでした!

ミッション・トークがあると
お客様の反応が変わってくるんですよね。

成約率、紹介率アップには
ミッション・トークは
欠かせないものなのです。

今日は以上です。

事例
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